『mika』
通りがかりに表紙買いした本。
失意の男性とサキュバスの出会いと交流。喰い喰われるものでありながら互いを大事に扱うことで救われ、なんとなく居場所ができるおはなし。サキュバスが、普段は隠している羽根を広げた時、「形も大きさも左右違っててすごいかっこ悪い」と恥ずかしがるオトメゴコロとか、それに対する男の態度とか、こまかい心理描写が心地よい。
細くはかない描線は仙石寛子さんにもどこか似ていて、エロシーンが上品で美しいです。
※コミティアで出会った本一覧はこちら→コミティア126で入手した本 - 路傍亭@はてなブログ