週刊少年マンガ誌の50年をふりかえる、サンデー・マガジンのDNA展を川崎市市民ミュージアムに見にいってきました。
内容は原画と雑誌とグッズを年代順に並べた、余り捻りのないもの。ただ圧倒的な数の原画は面白かった。以下、思ったことを箇条書き。
- 大暮維人が手書き原稿（not デジタル）だったのは吃驚。どんなスピードで描いているんだ。
- 高橋留美子の原稿は（印刷にでない程度の）墨ムラがはっきりあって、生原稿の印象は印刷と全然違う。
- 高橋留美子に限らず、手書きの生原稿はコントラストがギラギラしていて雑誌や単行本のマンガと印象が違う。印刷で仕上がりがどう変化するか予想しながら描いているのか。
- あだち充のアイデアメモは、ほぼ出来上がったマンガ通りだ。駄洒落もそのままメモしてある。
- みなもと太郎のホモホモセブンは、画期的なギャグマンガに位置づけられているが、なぜ当時のみなもと太郎にそれができたのか？
- 永井豪の省略した線の絵は生で見ると味があるなあ。
しかし何故、縁もゆかりもない川崎でこれを開催したのかは良くわからなかった。
