路傍亭@はてなブログ

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川越探検 蔵作りの町並

極太ヤキソバを堪能した後、その北にある蔵作りの町並みを見に行く。

蔵作り。

黒っぽい重厚な建物が数百メートル軒を並べていて見事。江戸時代の蔵が残っている…訳ではなく、明治26年の川越の大火事で、江戸時代の蔵が数軒焼け残ったのを見て商人たちが耐火建築の土蔵作りで再建したのが今に残っているということだそうな。江戸時代から江戸の町と同様に大火が多く何度も焼失した街で防火意識が高いのだとか。だから出初式の告知で消防車が10台近く爆走するのか。

土蔵作りの建物の中は川越藩御用達の菓子屋が残っていたり、新しいお土産物屋だったりするが、ほとんどが明治の頃の雰囲気を残すような外観を演出してていい感じです。

昔、豪商がいっぱいいた街らしく絵心がありそうなギャラリーがあったり妙に文化的な雰囲気がするところも善し。
そして感心したのがこれ

みてわかるとおり、電柱、電線がひとつもなく、空がとてつもなく広い。その広い青空が土蔵作りの家並みとマッチしてこれまた非常に綺麗な風景を作り出している。

町並み作りのために電線地中化したところが何箇所かあるのは知っていたが、こんなに見事な景色になっているのは初めてみた。倉敷美観地区くらいかなと思ってたので、ここは思いがけない収穫だった。通りの交通量が多いのが玉に瑕だが、ここはしばらく居ても飽きへんわ。

そして蔵作り通りの北側に菓子屋横丁という路地がある。中に入ると両側に一面駄菓子屋がならんでいて、甘ーい甘ーい香りがしていた。子供が菓子みてきゃっきゃ騒いでいるんだが、私は今年の目標に「食べ過ぎない」という誓いを立てているので、ここは心を鬼にして何も買わずに通り抜けたのであった。