完全復元された伊能大図を原寸大で体育館に敷き詰めて鑑賞しようという美術展があるのを、マイミクさんから教えてもらったので、高尾からとって返して門前仲町の深川スポーツセンターへ向かう。
体育館に敷き詰めた日本全体の地図は壮観だ。
大図は3万6千分の1だから、5万分の1の国土地理院地図を敷き詰めても同じような雰囲気が出せるぞ。誰かやらないかな。
地図の上に乗ると、どうしても自分に関係あるところが気になってしまう(笑)
これは弥彦のあたり
秋田の八郎潟
琵琶湖や北陸のまだ潟湖が残っている姿は興味深い。
伊能大図のこのサイズでこの精密さは何度見ても感心する。
これで「革新的な方法は何も行われていない」「導線法、交合法を徹底して行った」「天体観測を利用すれば正確な地図ができると知りながら、やった人がいなかった天体観測を採用」(via フロア展パンフ『伊能忠敬の全国測量』)ってんだから更に感心。導線法や交合法は測量の初歩の初歩で一番最初の実習でやる技術だけど、校舎一周するだけで誤差が1mくらい出て手を焼いた記憶がある。どんだけ丁寧に仕事してるんだ、伊能はんは。