路傍亭@はてなブログ

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断末魔 快楽亭ブラ淋の会 2月28日@大正記念館

快楽亭ブラ淋が客を150人集められないと破門になるという触れ込みの演芸会。

ブラ淋の仕切りだけあって、17時15分開場30分開演というタイトなスケジュールなのに、17時20分になっても開場せず、予約者の確認も自己申告というぐだぐだな段取り。開演も20分くらい遅れてしまい上演が押せ押せに。開場が物販禁止なのを知らずに持ち込んだ酒類とつまみを無料で中入り時に配布したのはご愛嬌でした。

演目は以下の通り。(題名がよくわからないのは適当に印象で呼んでます)

 ブラ淋は、行動も中途半端なら、モノの伝え方も中途半端で自分の印象は述べるが全然こちらに伝わってこない。まだまだだねい。
 坂本氏はチャップリン無声映画を軽快に弁ずる。チャップリンは元々大好きなのだが、弁士が入るとさらに面白くなる。
 キウイは、大工調べを、この破門劇になぞらえて、ブラック、ブラ淋、吉幸に置き換えて熱演、吉幸がブラックに対し悪口の啖呵を切ろうというときに、ブラック師匠が登場して、キウイの勢いがしりすぼみに。だけどネタもよくできてるし、二つ目になってからは初めて見るが、自信が出てきたのが声もよく通るいい声になってて面白かった。
 佳声先生の紙芝居は、座席配置の関係で紙芝居の絵が全然見えず、ラジオ講談状態。でも絵を見なくても声を聞くだけで場面は全部目に浮かぶよう。このままラジオで放送してもいいんじゃないか。
 川柳師はあいかわらずの美声で。
 元気いいぞう氏も、いつものとおりマイペースな歌で、いつもんとおり大笑いする。
 ブラック師は、先週の養老亭の打ち上げで仕入れた、ここで紹介するのも憚られるような強烈なエピソードを織り込みつつ、いつものごとく。師匠の権助は、なんとも言えず下品で良いです。

 観客数はあとで聞いたら160人ほどだったとか。ブラ淋君の首はなんとかつながった様です。