両者とも「ラーフイン」の影響の下で製作されたということ。
10年以上前にニフティのモンティパイソン会議室では、巨泉前武ゲバゲバ90分は、モンティパイソンの影響を受けて作られたという説が流布していた。ところがその後、某氏(誰だか思い出せない。すみません。)の綿密な調査の結果、イギリスのモンティパイソンの放送開始と、日本のゲバゲバの放送開始は数日しか違わないことが判明。これでは影響を受けれる訳が無いということで、しばらくの間、このナンセンスギャグ番組の同時発生の理由は謎だった。
その後、モンティパイソンに先行する英国のナンセンスギャグの番組があることが分かり、そのなかのどれかが共通の祖だったのではないかという所までは推測できた。パイソン関係の文献の日本語訳の文献の中でパイソンの原点のうちナンセンスギャグの成分はラーフインであることが記されていた。
あとはラーフインとゲバゲバの関係を確認できればいいのだがということで長年の疑問だったのだが、それが今晩確認できました。
スロコメ日記 カリキュラ的!斎藤太朗(ギニョ)さんトーク
http://slowcomedyfactory.blog24.fc2.com/blog-entry-84.html
http://slowcomedyfactory.blog24.fc2.com/blog-entry-69.html
今回は、「カリキュラマシーン」にギニョさんとして登場され、
テレビの黄金期から今に至るまで第一線で活躍されている
演出家の齋藤太朗さんをゲストにお招きして、
齋藤さんが演出された日本のモンティ・パイソンといわれる
「巨泉×前武のゲバゲバ90分」のことも交えて
カリキュラ噺を大いに語っていただきます。
に行って質問してきました。
齋藤さんの回答は、
「カリキュラマシーンをやるために、セサミストリートを勉強しにアメリカに行くと、セサミストリートのスタッフから、子供は集中力が無いので、短い時間で場面転換しないと見てくれない。われわれも参考にしているラーフインを見本にするといいといわれて、カリキュラマシーンの準備にラーフインの場面転換を練習するためにゲバゲバを作った。
ナンセンスギャグをやったのは、シャボン玉ホリデーでコントをやったし、ラーフインの新しいギャグに取り組みたかったから。」
ということでした。あとで齋藤さんにパイソンを知っていたかと確認したところ、モンティパイソンを知ったのはそのあとしばらくしてから16ミリフィルムで見たのが始めてだったそうな。
とにもかくにも、モンティパイソンとゲバゲバ90分は同じラーフインが撒いた種からできた兄弟だったということが判明したということでした。
長年の疑問がはっきりしてすっきりしました。