路傍亭@はてなブログ

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「永久帰還装置」読了

永久帰還装置 神林長平 - 路傍亭@はてなの続き。

物語の途中、フランクとケイの間にある種の信頼関係ができたとたん、そこをコアに世界があっという間に安定していくのが判る。世界の表現は変わらず、互いの主観には差分が依然として存続しているのにもかかわらず。神林がこれを恋愛小説だといったのもムベなるかな。これは良い意味で裏切られた。星4つ。